腸内運動

葉酸で腸内運動を活発に

葉酸は当初は貧血を予防することで知られている栄養素でしたが、最近では研究によってさまざまな身体にとって必要なはたらきをする物質であることが分かってきました。
特に多くの人に注目されているのは、腸内環境を整える効果です。
どのような働きがあるのでしょうか。

葉酸はビタミンMやビタミンB9といった名前で呼ばれることもある、水溶性のビタミンの一種で、補酵素として人間の体の中で働きます。

1941年にほうれん草の葉っぱから発見されたことから、葉酸と名付けられました。
身体の中で作りだすことができない物質のため、食べ物や栄養食品などから摂取する必要があります。
ほうれん草など緑の野菜の他にも、肉類のレバーやナッツなどに多く含まれています。

葉酸が発見された当初は、血を造りだす働きがある赤血球の合成に必要なことから、悪性貧血の治療のための薬として開発が進められました。
その後の数々の研究によって、人間の脳や神経系の発達とって欠かせない物質であることが知られるようになりました。

また人間の情報がつまっているDNAの合成やコピーをする働きを助け、新陳代謝や成長に深く関わっていることも分かってきました。
特に赤ちゃんがお腹の中で健やかに成長するために欠かせない物質であることから、赤ちゃんのためのビタミンとも呼ばれています。

さらに2010年に入って発表されたオーストラリアで行われた研究によると、大腸がんの患者と、がんではない正常な人のグループに分けてそれまで摂取してきた食生活などを分析した結果、4年以上葉酸のサプリメントなどを摂取していた人は、サプリメントを摂っていなかった人と比べて、大腸がんが発生するリスクが低いことが報告されました。

近年の研究では動脈が硬くなる動脈硬化を予防したり、腸内環境にとって良い効果があることも分かってきています。
腸内環境を整えるためにも、葉酸を含む食品やサプリメントなどを意識して摂るように心掛けましょう。