腸内運動

妊婦さんにオススメの葉酸摂取量

葉酸は最近の学術研究によって、妊娠をした女性にとって特に摂取した方が良いビタミンであることが知られるようになってきました。
妊娠をした女性が葉酸を十分に摂取をすることで、胎児の先天性障害のひとつである、神経管閉鎖障害という病気が発症する可能性を抑えることができるという研究が報告されたためです。
神経管閉鎖障害とは、妊娠28日前後というごく初期の段階において発症することがある症状です。

胎児は細胞分裂を繰り返して発達をしていきますが、そのうち細胞の外胚葉と呼ばれる部分が神経板という物質になり、さらに発達にともない「神経管」と呼ばれる器官となります。
神経管は胎児の発達にともない脳や脊髄や眼となるとても重要な器官で、上と下がくっ付いた筒のような形をしています。
この神経管の一部がうまく閉じることができなかったために、さまざまな疾病を引き起こされることになり、総称して神経管閉鎖障害と呼ばれています。
流産が起こりやすくなるほか、歩行などに障害が起こったり、手術やリハビリテーションが必要なケースが多々あります。

妊娠をした女性が胎児の神経管が閉じる時期である妊娠28日の前後に葉酸を積極的に摂取することによって、このような神経管閉鎖障害が起こるリスクを減らすことができることができるのです。

アメリカやオーストラリアなど、世界の40か国においては、パンなどの食品に葉酸を添加することが義務化されており、神経管閉鎖障害の発生数が減少していることが報告されています。
日本ではまだ義務化はされていませんが、厚生労働省によって積極的に葉酸を摂るようにアナウンスが繰り返し行われていたり、母子手帳にも必ず記載されています。

妊娠の際に摂取した方が良い葉酸は、1日に大体400マイクログラムとされています。
そして妊娠をする4週間前から、妊娠12週まで毎日摂取し、栄養バランスを考慮した食事を規則正しく摂るようにすることがのぞましいです。
また、葉酸は様々な効果が期待できるので妊婦さん以外にもとてもおすすめです。